【バラ特集】花の女王・薔薇の花の魅力と楽しみ

花の女王とも呼ばれるバラ。圧倒的な存在感で他の花とは一線を画しており、他のどんな花にも到達できないような魅力があります。

そんなバラですが、定番のお花であり、多くのお花屋さんで1年中見つけることができるからこそ、暮らしに取り入れやすく、贈り物にも選ばれやすいお花でもあります。

今回はバラをもっと楽しんでいただくために、歴史や花言葉などのバラに関する基礎知識から、おすすめの楽しみ方や具体的なケア方法まで、詳しくご紹介していきます。

バラは母の日のプレゼントにも人気です。おしゃれなバラやカーネーションやバで束ねたLIFFTの花束を、母の日にプレゼントしてみませんか?

母の日の花束

バラの基礎知識

ピンクのバラ

バラの基本データ

学名:Rosa
科名:バラ科
属名:バラ属
原産:ヨーロッパ、北アメリカ、アジア
開花:5~11月

定番の白や赤に加えピンクや黄色などの鮮やかな色から、ベージュカラーなどのくすんだ色まで、さまざまな色味で展開されています。。開花時期は5〜11月ですが、1年を通してお花屋さんで見つけることのできるお花です。

バラの歴史 

「バラは永遠の命…」- ギルガメシュ叙事詩
「バラは花の女王である」- サッフォー

バラはヨーロッパからアジアにかけて、広い範囲に分布しているお花です。その歴史を辿ると、三千万年前には既に北半球の各地にバラが存在していたとされています。
実際に、クレタ島のクノッソス宮殿の壁画にはバラの花が描かれており、ギルガメシュ叙事詩には「バラは永遠の命…」という言葉が記されています。また、紀元前7世紀にはギリシャの女流詩人であるサッフォーが「バラは花の女王である」と明言したのだとか。バラは今日でもまさに、花の女王と呼ぶことのできるお花ですよね。

その後も、11世紀には十字軍の東方遠征により新しいバラの品種が広まったり、15世紀にはイギリスで「バラ戦争」と呼ばれる争いが勃発。政治や歴史と深い関わりを持ちながら、バラは頻繁に各地で栽培される、定番のお花となっていきました。

中でもバラの発展に大きな影響を与えたとされるのが、ナポレオンの第一妃であるジョセフィーヌ(Josefine)です。世界中からバラを収集してバラ園を作ったり、人工的に新たな品種のバラを生み出したのです。この、世界初のバラの人工交雑は、バラの遺伝子に大きな変化を生み出したため、これ以前のバラは「オールドローズ」、以降のバラは「モダンローズ」と呼ばれています。

色や本数で変わる薔薇の花言葉

バラの花言葉は、色や本数によりさまざまですが、ここではその代表的なものをご紹介していきます。お部屋に飾って楽しみたいときにも、大切な人にバラを贈るときにも、ぜひ参考にしてみてください。

色別の花言葉

赤色 「あなたを愛しています」「愛情」「情熱」「熱烈な恋」
白色 「純潔」「深い尊敬」「私はあなたにふさわしい」
黄色 「嫉妬」「友情」「愛情の薄らぎ」
ピンク色 「上品」「しとやか」「感銘」
青色 「奇跡」「神の祝福」「夢かなう」「不可能」
オレンジ色 「無邪気」「信頼」「絆」「魅惑」
緑色 「穏やか」「希望を持ち得る」

本数別の花言葉

1本  「あなたしかいない」「ひとめぼれ」
2本  「この世界は二人だけ」
3本  「愛しています」「告白」
4本  「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本  「あなたに出会えたことの心からの喜び」
6本  「あなたに夢中」
7本  「ひそかな愛」
8本  「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
9本  「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
10本 「あなたは全てが完璧」
12本  「愛情・希望・感謝・誠実・幸福・信頼・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」
20本 「私の小さい愛」
21本 「あなただけに尽くします」
99本 「永遠の愛」「ずっと一緒」
100本 「100%の愛」
101本 「これ以上ないほど愛しています」
108本 「結婚してください」
365本 「毎日あなたを想っています」
999本 「何度生まれ変わってもあなたを愛する」

色や本数によりさまざまな花言葉を持つバラですが、贈り物として特におすすめの本数は12本。12本のバラからなる花束は、「ダズンローズ」と呼ばれ、その1本1本に「愛情・希望・感謝・誠実・幸福・信頼・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」
の意味が、それぞれ込められているとされています。 

バラの花束はプレゼントにおすすめ  

バラは、さまざまな形や色で展開されているお花。形や色によって雰囲気やイメージが変わるからこそ、好みに合わせて幅広く楽しんでいただけます。

・本数や色で花言葉が違うので、メッセージ性の強い花束を仕上げることができる。
・特別な場面にも気軽な場面にもふさわしい
・定番のお花なので、幅広い場面で使いやすい

「花束を贈りたいけれどどんなお花を選んだら良いか迷ってしまう…」
そんなときはバラを取り入れてみるのがおすすめです。

バラを贈り物に

 

バラのケア方法

お花のある暮らしに欠かせないのが、お花のケア。せっかくきれいなお花を生活に取り入れるなら、なるべく長く、その魅力を存分に楽しみたいですよね。ここからは、バラの切花のケア方法をご紹介していきます。 

葉の処理

葉は上から1,2段残し、他はすべて落とします。ハサミを使っても、手でちぎっても大丈夫です。葉を落とすことで、お花に十分な栄養が行き渡りやすくなり、お花を長持ちさせることができますよ。

トゲの処理

バラのお手入れ

切り花で売られているバラのトゲは、ほとんどの場合にはお花屋さんで処理されているものの、トゲが少し残っていることがほとんどです。ご自宅でバラを生けるときやお水を替えるときにケガをしてしまわないよう、改めてお家でトゲを確認することをおすすめします。トゲは以下の方法で簡単に処理することができますよ。

1,ハサミを使う

バラを持ったら、ハサミを閉じたまま、刃の外側を茎に当てます。
そのまま優しく撫でるようにハサミを滑らしていき、出っ張っているトゲを落としましょう。あまり強くハサミを当ててしまうと、茎の皮が剥がれてガサガサになってしまうので注意が必要です。この方法は、小さいトゲがたくさんついている時に便利な方法ですね。

2,素手でトゲを取る

大きなトゲがついているときには、素手でトゲを取るのがおすすめです。
トゲの根元に親指を当て、トゲを横に押すように力を加えると、簡単に取ることができます。

バラの適正温度

意外とデリケートなバラは、高温すぎても低温すぎてもすぐに弱ってしまうお花です。そんなバラを美しく長持ちさせるための適温は、15~25度くらい。直射日光は避けて、風通しのいい明るい場所においてあげてください。

バラのおすすめの生け方

バラを色々な生け方で楽しんでみましょう。おすすめの生け方を紹介するので、是非参考にしてみてくださいね。

一輪挿し

バラ一輪挿し

 

鮮やかに人の目を引くバラは、花束でなく一輪挿しでもとっても豪華な印象。
1本だけを部屋に飾るのであれば、個性的な色や形をしたバラを選んでみるのがおすすめです。例えば、幾重にも重なった花びらの色が、内側にいくにつれて変わっていくバラや、柔らかく曲線を描く花びらが印象的なバラなどもあります。気軽にバラを楽しみたい時や、通りすがったお花屋さんで一目惚れをしたバラを生けてみたい時には、ぜひ一輪挿しを試してみてください。

小花と合わせる

小花と合わせるバラ

バラは、一年中多種多様な種類のものを手に入れることができます。バラだけの花束はもちろん素敵ですが、アクセントに小花やグリーンを合わせてあげるのもおしゃれ。その季節ごとの花をバラと合わせることで、季節感がでて華やかさが増します。

どれだけ他の花を合わせても、埋もれてしまわない魅力があるのもバラの特徴ですね。

バラのドライフラワーの作り方

花びらの数が多いバラは、一見ドライフラワーにしにくいように思いますが、案外簡単に美しいドライフラワーにすることができます。バラを飾って楽しんだ後にドライフラワーにすれば、切花とはまた違うバラの魅力も楽しむことができますよ。
ドライフラワーに適しているバラは、花があまり大きくないもの。大振りの花を咲かせるバラだと、湿気がなかなか抜けず乾燥する前に腐ってしまうことがあるためです。
一番簡単な方法は、自然乾燥する方法です。吊るしてドライにする「ハンギング法」とも言います。

<手順>

1. 完全に開ききっていないバラを数本用意し、切り口のあたりをひもや輪ゴムなどで束ねます。
2. 直射日光の当たらない風通しのいい場所に、バラの花が下向きになるように吊るしましょう。

1週間から10日そのままにしておいて、花びらが完全に乾いたら完成です。 

まとめ

今回は、バラについて詳しくご紹介しました。バラは、1年中、ほとんどのお花屋さんで手に入れることができる定番のお花。好みに合わせて色や形など幅広い選択肢があるのもうれしいポイントですよね。

お花と観葉植物のオンライン宅配ショップLIFFTではおしゃれなバラのブーケをお届けしています。

ロマンチックな魅力たっぷりのバラを、ご自宅用に、また大切な人への贈り物として、気軽に楽しみたいときにも大切な思い出になるシチュエーションでも、さまざまな場面で楽しんでくださいね。

 

 

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